【股関節の痛み】原因と改善方法を解説|名古屋市守山区の自宅整体サロン
こんにちは、フィジオサロンキムラ代表の木村晋一朗です。
私は17年以上、理学療法士として股関節の痛みに悩む方々と接してきました。その中で、「股関節の前方滑り」が痛みの原因となるケースを数多く経験しています。
股関節の痛みは、アスリートだけでなく、デスクワーク中心の方にも起こる問題です。
本記事では、Shirley Sahrmann(シャーリー・サーマン)の理論に基づき、股関節の前方滑り症候群の原因・症状・改善方法について解説します。
1. 股関節の前方滑り症候群とは?
股関節の前方滑り症候群とは、大腿骨(太ももの骨)の骨頭が正常な可動範囲を超えて前方に移動しやすくなる状態を指します。この異常な動きにより、股関節周囲の組織にストレスがかかり、痛みや可動域の制限が発生します。
主な原因
① 殿筋群(特に大殿筋)の弱化
大殿筋は股関節の安定に重要な役割を果たしますが、弱化すると大腿骨が前方に押し出されやすくなります。
② 腸腰筋の過活動
腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が過剰に働くと、大腿骨が前方へ引き出されやすくなります。
③ 股関節後方の柔軟性低下
股関節後部の組織が硬くなることで、前方への可動が増え、負担がかかります。
④ 姿勢や動作のクセ
過度な骨盤前傾や、不適切なスクワット・ランニングフォームも前方滑りを助長します。
2. 症状と診断のポイント
主な症状
- 股関節の前面に痛み(特に長時間座った後や運動後)
- 股関節の詰まり感(曲げ伸ばし時の違和感)
- 大腿部の前面に張りを感じる(ランニングや階段昇降時)
- 可動域の制限(特に深く曲げる動作)
診断のヒント
- 股関節の前方突出が見られるか
- 殿筋の筋力低下があるか
- 腸腰筋の過活動があるか
- 姿勢や歩行のクセがあるか
トーマステスト(股関節の柔軟性評価)や股関節後方の関節包の動きを調べることで、前方滑りの兆候を確認できます。
3. 改善のためのエクササイズとストレッチ
股関節の前方滑り症候群の改善には、殿筋の強化・腸腰筋のリラクゼーション・股関節後方の柔軟性向上が重要です。
① 殿筋を活性化するエクササイズ
クラムシェル(Clamshell)
やり方
- 横向きに寝て膝を軽く曲げる
- かかとをつけたまま膝を開く
- 10〜15回×2〜3セット
ブリッジ(Hip Bridge)
やり方
- 仰向けになり膝を立てる
- お尻を持ち上げ、肩から膝まで一直線にする
- 10〜15回×2〜3セット
② 腸腰筋のストレッチ
ハーフニーリング・ヒップフレクサーストレッチ
やり方
- 片膝を床につけ、反対の膝を立てる
- 骨盤を後傾させながら前方に重心を移動
- 30秒キープ×2セット
③ 股関節後方の柔軟性向上
大腿四頭筋のリリース
フォームローラーを使い、大腿部の前面をゆっくりほぐします。
ヒップヒンジ(Hip Hinge)
股関節を後方に押し出す動作を行い、股関節の後方組織を伸ばします。
4. 日常生活での注意点
股関節の前方滑り症候群を防ぐためには、日常生活の姿勢や動作に気をつけることが大切です。
デスクワーク時の姿勢
- 骨盤をやや後傾させ、椅子に深く座る
- 長時間同じ姿勢を避け、こまめに立ち上がる
歩行・運動時の意識
- 股関節を後方へ引く動作を意識する
- つま先重心ではなく、かかとから踏み出す
ストレッチとエクササイズの継続
- 1日5〜10分のエクササイズを習慣にする
まとめ
シャーリー・サーマンの「股関節の前方滑り症候群」は、股関節前面の痛みの原因として重要な概念です。殿筋の弱化や腸腰筋の過活動が主な原因となるため、適切なエクササイズやストレッチを行うことで改善が期待できます。
特に、大殿筋の強化と腸腰筋のストレッチを意識しながら、日常生活での動作も見直しましょう。
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