名古屋市守山区 痛みと身体機能改善専門 リハビリ整体 フィジオサロンキムラ 11月21日(木)残り2名様のご予約が可能です。空席確認・WEB予約をご確認下さい。 

腰痛の背後に潜む危険サインを見逃さない!安心・安全な整体で健康を守る方法

こんにちは!

名古屋市守山区の痛みと身体機能改善専門リハビリ整体フィジオサロンキムラを経営している理学療法士の木村晋一朗です。

まず、今日はちょっと個人的なことをお話しさせてください。今朝は保育園の運動会に参加してきました。自分の子どもが一生懸命に走ったり、笑顔で楽しんでいる姿を見ると、子どもの成長を実感し、心が温かくなりました。日々の小さな成長が、家族にとっては大きな喜びです。私の仕事でも、お客様が少しずつ身体が楽になっていく姿を見るとき、同じような満足感と幸せを感じます。

では、本題に入りたいと思います。

こんなお悩みはありませんか?

✅整体を受ける際に、「この痛みの原因は本当にこれで合っているのか?

✅長引く痛みや不調に対して、「この状態で施術を受けても良いのだろうか?

と疑問に感じたことはありませんか?

実際、痛みを訴えるお客様の背後に、深刻な疾患や症状が潜んでいることがあります。

施術者は、そうしたサインを見逃すわけにはいきません。

お客様の健康を守るために、常に慎重である必要があります。

そこで、今回は「レッドフラッグ」に注意を払う重要性について、解説しようと思います。


目次

「レッドフラッグ」に注意を払う重要性

レッドフラッグ」とは、医学的に重大な問題や、緊急対応が必要なサインのことです。痛みの原因が筋肉や骨にあると思われがちですが、内科的・神経学的な疾患が隠れていることも少なくありません。これらのサインを見逃さないことで、お客様の健康を守ることができます。

今回は、特に「腰痛に関するレッドフラッグ」について解説します。


腰痛におけるレッドフラッグとは?

腰痛を抱える患者の約85%は、特定の原因がわからない「非特異的腰痛」ですが、15%は原因が明確な「特異的腰痛」に分類されます。この特異的腰痛の中には、重大な疾患が潜んでいることがあり、これを見逃さないために「レッドフラッグ」のサインに注意することが重要です。


腰痛に関連する具体的なレッドフラッグ

次のような症状がある場合は、早急に医療機関での診察を受けることをおすすめします。

1. 夜間の痛みや安静時の痛み

筋肉由来の腰痛は、通常は安静時に軽減しますが、夜間や安静時に痛みが増す場合、腫瘍や感染症、内臓疾患が隠れている可能性があります。寝ている間に目が覚めるほどの痛みは、特に注意が必要です。

2. 急激な体重減少

原因不明の急激な体重減少は、がんや内分泌系の異常を示すサインかもしれません。腰痛とともに短期間で体重が減少する場合、早急に医療機関での検査を受けることが推奨されます。

3. 手足のしびれや感覚の異常

しびれや感覚異常が広がる場合、脊椎や神経が圧迫されている可能性があります。椎間板ヘルニアや脊髄腫瘍などが原因であることも考えられるため、早期の診断が重要です。

4. 尿や便に関連する問題

突然、尿や便のコントロールが効かなくなるのは、「馬尾症候群」という緊急事態の兆候かもしれません。この症状が出た場合、すぐに対応することが必要です。

5. 発熱を伴う腰痛

発熱と腰痛が同時に発生する場合は、感染症や炎症性疾患の可能性が高く、背骨や周辺組織に感染が発生している恐れがあります。このような症状が見られたら、速やかに医師の診察を受けることをお勧めします。

6. 外傷後の腰痛

交通事故や転倒などによる外傷の後に発生した腰痛は、骨折や内出血、組織の損傷が隠れている可能性があります。特に高齢者の場合、軽微な外傷でも重大な損傷を引き起こすことがあるため、注意が必要です。


私の整体院での経験:適切な判断が健康を守る

以前、整体院に「昨日から急に歩けなくなった」というお客様が来店されました。歩行には介助が必要な状態でしたが、バイタルサインは安定していました。しかし、急激な筋力低下が見られたため、これは筋骨格系の問題ではなく、神経障害が疑われると判断しました。そこで、施術を行わず、すぐにかかりつけの医療機関での受診をお勧めしました。

数日後、「低カリウム血症」との診断が下り、数日間の入院を経て無事に回復されたと連絡をいただきました。このように、早期に適切な医療機関に紹介することで、お客様の健康を守ることができると実感しました。


安全で効果的な施術のために:私が徹底している3つのポイント

  1. 徹底的なカウンセリング
    施術前には、体調や生活習慣、精神的な状態まで詳しくお聞きし、痛みの原因を丁寧に探ります。特に「ボディーチャート」を作成し、痛みの部位を正確に描写することで、筋骨格系の特徴かどうかを判断します。

  2. 全身の評価
    痛みがある部位だけでなく、全身のバランスや筋力、神経の状態を評価します。広い視点で見ることで、より正確な判断が可能となります。
  3. 医療機関への迅速な紹介
    レッドフラッグが疑われた場合は、施術を中止し、すぐに医療機関への受診をお勧めします。迅速に専門医の診断を受けることで、健康を守ることができます。

まとめ:レッドフラッグを見逃さず、健康を守る整体施術

痛みや不調を抱えている方々は、その原因をしっかりと明らかにし、適切な治療を受けたいと願っているはずです。腰痛をはじめとする症状の原因を深く探り、「レッドフラッグ」を見逃さないことが重要です。

ご自身の症状に不安を感じる方は、ぜひフィジオサロンキムラにお気軽にご相談ください。

参考文献

1. 「Musculoskeletal Pain: Assessment, Prediction and Treatment (Mark Jones, Darren Rivett 著)

マーク・ジョーンズによる「クリニカルリーズニング」の理論やレッドフラッグに関する知識は、この書籍で詳細に解説されています。筋骨格系の痛みや症状を評価し、適切な診断を行うための包括的な方法が示されています。

2. 「Clinical Reasoning for Manual Therapists」(Mark Jones 著)

クリニカルリーズニングの理論と実践に関する詳細な解説が含まれており、徒手療法や理学療法における評価の重要性が強調されています。特に、レッドフラッグの早期発見についても触れています。

3. 「Orthopedic Physical Assessment (David J. Magee 著)

この教科書は、理学療法士やカイロプラクター向けに、身体の評価やレッドフラッグの兆候を見極めるための方法を網羅しています。臨床現場での評価技術を深く学べます。

4. 「Evaluation of Orthopedic and Athletic Injuries (Chad Starkey, Sara D. Brown 著)

スポーツ医学や整形外科的な怪我の評価に関する理論や方法を詳しく解説。レッドフラッグの判断に役立つ情報も豊富です。

5. 「Mechanisms of Clinical Signs (Mark Dennis, William Talbot Bowen, Lucy Cho 著)

病気や症状に対する臨床的な兆候を見分けるためのアプローチを学べる一冊。特にレッドフラッグのサインを臨床的に理解し、適切に対応する方法が詳しく述べられています。

6. 「Differential Diagnosis for Physical Therapists: Screening for Referral (Catherine C. Goodman, Teresa E. Snyder 著)

理学療法士向けの鑑別診断書で、特に「レッドフラッグ」を見逃さないための評価手法や、他の疾患との区別をする方法が書かれています。多くの理学療法士に推奨されている本です。

7. 「Therapeutic Exercise: Foundations and Techniques (Carolyn Kisner, Lynn Allen Colby 著)

理学療法における治療的運動に関する基礎と技術がまとめられています。レッドフラッグを考慮しながら、安全かつ効果的な運動療法を提供するための知識が得られます。

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