名古屋市守山区 痛みと身体機能改善専門 リハビリ整体 フィジオサロンキムラ 11月21日(木)残り2名様のご予約が可能です。空席確認・WEB予約をご確認下さい。 

地域密着で腰痛を解決。科学的根拠に基づいた施術で快適な暮らしを

こんにちは、名古屋市守山区の痛みと身体機能改善専門整体、フィジオサロンキムラ代表の木村晋一朗です。

整体を受けた際に、初回でカウンセリングシートへの記入や身体評価を受けたことはありませんか?「なぜこんなに詳しく聞かれるのだろう?」と疑問に感じた方も多いのではないでしょうか。

実は、これが痛みの根本原因を特定するための重要なプロセスです。

今回は、カウンセリングの目的と、その根拠となるクリニカルプレディクションルール(CPR)の重要性についてご説明します。


目次

筆者について

私は理学療法士として17年以上の経験を積み、3万人以上の患者様に施術を提供してきました。大学院では、「腰痛に対するクリニカルプレディクションルール(CPR)」をテーマに修士論文を執筆し、科学的根拠に基づいた施術の重要性を研究してきました。フィジオサロンキムラでは、この知見を活かし、個々の患者様に合った施術を行っています。

なぜ初回のカウンセリングが必要なのか?

痛みの原因は筋肉や骨だけでなく、生活習慣や心理的ストレス、過去の怪我など多くの要因が関係します。そのため、当院では、施術前に時間をかけて丁寧にカウンセリングを行い、症状の背景を把握します。これが適切な施術プランを立てる第一歩となります。

カウンセリングで確認する主な内容

  • 日常生活や活動の制限度合い
     立ち仕事や長時間の座位が痛みに与える影響を分析します。
  • 症状が悪化する姿勢や動作
     例:長時間の座り姿勢で腰痛が悪化する場合、姿勢改善が必要です。
  • 症状が軽減する姿勢や動作
     例:頚椎神経根症の場合、手を頭の後ろに置くと症状が軽減することがあります。
  • 24時間の症状の変動
     椎間板性の腰痛は朝に悪化し、筋膜性の痛みは夕方にかけて強まる傾向があります。
  • 整体の適応の確認
     急激な体重減少、発熱、しびれなど、重大な疾患の兆候を見逃しません。
  • 予後に関する共有
     どの程度の期間で改善が見込まれるかをお客様と共有し、施術の目標を明確にします。

痛みを解明するための評価プロセス

  1. 姿勢検査
     肩や骨盤、背骨の位置を確認し、全身のバランスを評価します。
  2. 自動運動検査
     患者さん自身に体を動かしてもらい、どの動作で痛みが出るか確認します。
  3. 他動的検査
     理学療法士が関節や筋肉を動かし、可動域や違和感を探ります。
  4. 他動的副運動検査
     関節の微細な動きを評価し、わずかなズレを発見します。
  5. 抵抗運動検査
     筋肉に抵抗をかけ、筋力や緊張度を確認します。
  6. 触診検査
     筋肉や神経を直接触れて、痛みの原因を探ります。

クリニカルプレディクションルール(CPR)とは?

CPRとは、症状に応じて最適な施術法を選ぶための科学的な判断基準です。これにより、施術が効果を発揮するかどうかを判断します。

腰椎マニピュレーションの効果が期待できる条件(CPRの例)

  • 痛みが発症して14日以内 比較的新しい痛みで、急性腰痛の場合に特に有効です。
  • 痛みが片側性であり、特定の部位に限られている 腰痛が左右どちらかに集中しており、広がっていない場合が対象です。
  • 前屈や後屈で可動域制限がない 前後に体を曲げる際に大きな制限や痛みがないことが重要です。
  • 股関節の内旋角度が35度以上 柔軟な股関節の動きがある場合、腰椎マニピュレーションが有効となります。
  • 痛みが腰部に限定され、放散痛がない 痛みが腰のみに集中し、脚など他の部位に広がっていないケースが対象です。

これらの条件に2つ以上該当する場合、腰椎マニピュレーションが効果的とされています。

腰椎マニピュレーションの効果が期待できない条件

クリニカルプレディクションルール(CPR)では、腰椎マニピュレーションが必ずしもすべてのケースで有効とは限らないとされています。以下の条件に該当する場合、マニピュレーションの効果が期待できない、あるいは慎重に施術を行う必要があります。

  1. 痛みの発症から14日以上経過している
    • 痛みが慢性化している場合は、マニピュレーションのみでは改善が難しい可能性があります。代わりに体幹エクササイズや生活習慣の見直しが重要です。
  2. 痛みが腰以外にも広がっている(放散痛がある)
    • 坐骨神経痛など、神経が関与する場合は、神経の圧迫や損傷が原因となっているため、他の治療法が求められます。
  3. 前屈や後屈で強い可動域制限がある
    • 腰の動きに大きな制限がある場合、マニピュレーションが適切でないことがあります。関節や筋肉の深い問題を解決するには、別のアプローチが必要です。
  4. 股関節の内旋が35度未満
    • 股関節の柔軟性が十分でない場合、腰椎へのマニピュレーションはリスクを伴い、効果が出にくい可能性があります。
  5. 発熱や急激な体重減少、がんの既往歴がある場合(レッドフラッグ)
    • 重篤な疾患の可能性がある場合は、マニピュレーションではなく、速やかな医療機関での診断・治療が優先されます。
  6. 心理的ストレスが強い場合
    • 心因性の痛みが関与している場合、手技だけでは解決できず、心理面へのケアが必要となります。

カウンセリングと評価がもたらす効果

初回のカウンセリングは、お客様との信頼関係の構築にもつながります。症状の原因を明らかにし、施術の方向性を共有することで、安心して施術を受けていただけます。

まとめ:科学的根拠に基づく施術で根本から痛みを解決

フィジオサロンキムラでは、クリニカルプレディクションルール(CPR)を活用し、あなたに合った最適な施術を提供します。腰椎マニピュレーションが効果的なケースではその手技を、必要に応じて体幹エクササイズを組み合わせ、再発を予防します。

長引く痛みや不調にお悩みの方は、ぜひフィジオサロンキムラにご相談ください。科学的な判断に基づいた施術で、痛みのない快適な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

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